この記事では、「鬼滅の刃」に登場する堕姫(だき・生前の名前は梅)が13歳の時に侍の目を突いた理由と、兄である牛太郎(ぎゅうたろう・正しくは妓夫太郎)の過去について考察していきます。
梅(堕姫だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)は、遊郭の最下層・羅生門河川で生まれました。
母親や周りの大人に頼らず、梅と妓夫太郎は飢えや寒さに耐えながら、二人で力を合わせて何とか生きていきます。
しかし、梅が13歳の時に、ある事件が起きてしまいます。梅はなぜか客の侍の目を簪(かんざし)で刺し、その報復として生きたまま焼かれてしまうのです。
「鬼滅の刃」遊郭編の結末や、梅と妓夫太郎の過去のお話は、「鬼滅の刃」11巻で読むことができます。
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梅(堕姫だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)の過去が壮絶すぎる…
なんで梅はお侍さんの目を簪で刺しちゃったのかな?
このような疑問を解決していきます。
堕姫(だき・梅)が侍の目を簪で刺した理由
梅は人間として生きていた13歳の時、客である侍の目玉を簪で刺してしまい、その報復を受けます。
なぜ、梅が侍の目を刺してしまったかというと、侍が梅の兄である妓夫太郎を侮辱したことに腹を立てたからです。
このエピソードは、「鬼滅の刃」本編では明かされず、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録弐」の159ページの「大正コソコソ噂話」に書いてありました。
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妓夫太郎は、生まれつき枯れ枝のような弱い体で、声も姿も醜い子どもでした。
しかし、梅にとってはただ一人の自分を大事にしてくれる家族です。
(梅と妓夫太郎の母親は子ども達を疎み、何度も殺そうとしました)
梅と妓夫太郎は、母親を頼らずに2人でずっと一緒に支え合って生きていたのです。どんな時も妓夫太郎は妹の梅を守ってきました。
そんな大切な兄を侮辱された梅は、おそらく衝動的にもらった簪で侍を攻撃してしまったのであろうと想像できます。
環境さえ違ったなら、妓夫太郎と梅は鬼になることはなかったんだろうなぁ…
とっても切ない。
堕姫(だき・梅) と妓夫太郎の最期
「鬼滅の刃」の遊郭編は、原作11巻で完結します。
堕姫(だき)の首は善逸と伊之助が、妓夫太郎の首は炭治郎がそれぞれ落とします。
「アンタみたいに醜い奴がアタシの兄妹なわけないわ!!」「お前さえいなけりゃなあ!!」と、首だけになってお互いをののしり合う堕姫と妓夫太郎。
そこに現れたのが、炭治郎と禰豆子です。「そんなの嘘だよ」とそっと妓夫太郎の口をふさぎ、崩れいく2人の鬼を見守ります。
その後、妓夫太郎は真っ暗な世界(地獄の手前?)をさまよいます。妓夫太郎のたった一つの心残りは、妹である梅のこと。
梅は、環境さえ整っていればまっとうに優しく育ったのではないか、自分といたからこのような道しかなかったのではないかと後悔しています。
先に暗い世界に来ていた梅と再開した妓夫太郎は、「1人で明るい方へ行け」とわざと梅を突き放します。しかし、妓夫太郎に負いかぶさったまま、絶対に離れようとしない梅。妓夫太郎に背負われたまま、2人は地獄へ向かっていきます。
梅を想って突き放そうとする妓夫太郎と、絶対に離れようとしない梅。
この2人の最期に涙が止まりません
まとめ:堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)の兄妹愛に涙!
遊郭編の堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)は、自分勝手に人をたくさん傷つけています。
しかし、2人の過去は決して幸福といえるものではありませんでした。「不幸な過去なら何やってもいいの?」というわけではありませんが、敵とはいえ、全面的に憎めないのが「鬼滅の刃」の魅力の一つではないかと思います。
梅と妓夫太郎の過去や最期には涙がでちゃった
下弦陸の累(るい)や、上弦参の猗窩座(あかざ)など、の人間だったころのエピソードも心打たれます。
テレビアニメでは2022年2月から刀鍛冶編が始まります。刀鍛冶編では、恋柱の甘露寺蜜璃(かんろじみつり)と霞柱の時透無一郎(ときとうむいちろう)の過去も明らかになります。
「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編はコミックス12巻から
「鬼滅の刃」の漫画もアニメも楽しんでいきましょう!
お読みいただきありがとうございます。
「鬼滅の刃」公式スピンオフの「キメツ学園」1巻でも妓夫太郎と梅が登場します!